ユトリロ展
3ヶ月も前の昨年の話ですが、ユトリロ展へ足を運びました。
ユトリロというと、精神的に病んでいた時の「白の時代」の作品が有名。
灰色の空、無数に描かれた窓は全て真っ黒、その窓の向こうに人影は伺えず、
虚無というか、乾いているというか。
今回初めて観た、晩年の少し回復してからの「色彩の時代」の作品。
それほど高く評価されていなかったようですが、
個人的にはとても好きになりました。
この雲は鱗雲?
人物像は、女性が土偶のようなシルエットでパターン化しており、
描く気あったのかな?とさえ思わせ、面白いのです。
ここにユトリロの女性への嫌悪感が現れているそう。
大変に奔放だったお母さんの影響が強いのでしょうね。
「色彩の時代」は少し漫画チックに見えます。
SOMPOでは、出口をくぐる前にあのゴッホのひまわりを観られるようになっています。
この企業に勤めていた叔父の縁で、子供の頃から何度か観ていますが、
今回はユトリロを浸るほど観た後だったせいか、
ゴッホの唸るような生命感にいつも以上に圧倒されました。
パリのモンパルナスで、何度も見かけたユトリロ、そしてサティの名前。
サティとユトリロの母シュザンヌは恋人だった時期がありました。
この話の続きは、大人の生徒さんや大学生と。
現在、小学5年が丁度ジムノペティを希望して練習中。
灰色の空が少しでもヒントになれば、とポストカードをお土産に。
新宿駅の西口駅前は、まだまだ工事に時間がかかりそう。
帰りは、ぐるりと回って京王デパート方面へ向かいました。

